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平成27年 御田日記 ~石清水八幡宮御田を訪ねて~

御田を訪ねて [1回目] ~御田植祭~

6月21日、石清水八幡宮御田の御田植祭が斎行され、神事、神職巫女による御田植のあと、一面に苗が植えられました。

神事はとてもおごそかなものですが、田んぼから出た後の皆さんの無邪気な笑顔がとても印象的でした。
これから約4か月、成長に大切な太陽や慈しむ雨にも感謝して、無事な成長を祈りながら育てられるんですね。

石清水八幡宮御田植祭については下記をご参照ください。

木津川と宇治川の流れが合流して淀川になるすぐそば、二つの川の間に石清水八幡宮御田があります。
向うに見えるのは名神高速道路に合流する、京滋バイパスです。

このあたりは八幡の中でも土壌が良く、たくさんの田んぼがあり、6月初旬からすでに田植えが始まっています。
1週間違えば苗の成長がまったく違うそうですが、わかりますでしょうか。

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御田を訪ねて [2回目] ~御田植祭~

木津川と宇治川の流れが合流して淀川になるすぐそば、二つの川の間に石清水八幡宮御田があります。
向うに見えるのは名神高速道路に合流する、京滋バイパスです。

このあたりは八幡の中でも土壌が良く、たくさんの田んぼがあり、6月初旬からすでに田植えが始まっています。
1週間違えば苗の成長がまったく違うそうですが、わかりますでしょうか。

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御田植祭おまけ

当日は鶯の鳴き声が聞こえたり、小鳥が群れで移動していたり、モンシロチョウが花の間を飛び回っていたり、新鮮な体験満載でした。
アメンボを発見して思わず撮影しましたが、みなさんはあまりめずらしくありませんか?

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御田を訪ねて [3回目]

今日は風がかなり吹いていて、荒れた空模様でした。

苗は約30㎝くらいにすくすく育ち、水面が見えないくらい株別れをしています。
7月下旬には中干しといって、一度水田の水を抜くそうですが、今はまだ十分に水がはられています。

隣の水田の苗は田植えも早かったので、ふさふさと成長していて、強い風で波立っているように揺れていました。
風の通り道が見えたり、堤防には強い風に立ち向かうようにカラスが止まっていて、ちょっとかっこいいと思ったり、御田通いもやめられませんね。

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御田を訪ねて [4回目]

昨日御田に行ってきました。

苗は40㎝~50㎝に生育し、たんぼは水が抜かれて地面がひび割れていました。
前回お伝えした中干しがちょうど行われているんですね。

中干しは水を抜いて、土中に酸素を供給することにより根の発育をうながし、害虫などの発生を抑えるために1週間程度されるそうです。
このあたりではちょうど太鼓祭りのころに始めるところが多いそうですが、わかりやすいですね。

風は相変わらず強く苗を波立たせており、シラサギが優雅に舞っていました。
御田の緑は一段と濃さを増しています。

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御田を訪ねて [5回目]

今日は暦の上では立秋ですが、朝からきれいな夏空が広がっていましたね。

御田は、水田の水を一度抜いて土を乾かす中干を終えて、水がたっぷりとはられていました。
田長(たおさ)の方が来られていましたのでお伺いしたところ、ちょうど今日水を入れられたのだそうです。

撮影を終えるころに空が暗くなり、雷も鳴ってきて、私は早々に戻りましたが、田長さんはまだ作業を続けておられました。
こうして大切に見守られながら、稲は成長していくんですね。

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御田を訪ねて [6回目]

昨日御田に行ってきました。

稲は順調に育っており、水面から60㎝ほどにすっくと立っています。
今月末には出穂して花が咲くそうなのですが、とても力強く感じました。

偶然緑のキャンバスに影絵が写りました、なんかお地蔵さんみたいです^_^;

田んぼの周りではトンボの群れに遭遇しました。
夏の夕暮れはとても静かでした。

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御田を訪ねて [7回目]

今日、御田に行ってきました。

先日の記事にもありましたように、早い田んぼには穂がでて花が咲いますので、楽しみに探しましたが、なかなか見つけられませんでした。

でも、見つけました!
穂がほんの少し顔をのぞかせて、恥ずかしそうです。
左下の田んぼの色が少し黄色がかっているのは、ほとんどの稲に穂がついていて花が咲いているからで、実が膨らんで頭を下げかけているのもあります。

あぜ道にはつゆ草がたくさん咲いていて、虫の声も聞こえています。
実りの秋はもうそこですね。

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御田を訪ねて [8回目]

今日は台風接近のニュースが流れて雨の御田でしたが、稲には穂が出そろって、まっすぐ伸びていました。

穂の中に小さい白いもの見えますでしょうか。
これが稲の花なのですが、遅かったようでほんの少ししか残っていませんでした。
出穂したこの時期は、穂が栄養をためて、米の味や品質が決まる大切な時だそうで、それには太陽の日差しが必要なんだそうです。

台風の影響を感じる強い風に穂が大きく揺れて、季節は秋雨前線真っ盛りですが、無事にりっぱなお米に育ちますよう、太陽の恵みを願わずにはいられません。

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御田を訪ねて [9回目]

昨日御田に行ってきました。

稲穂は実を膨らませ、頭を少し下げています。
風はそんなに強くはないのですが、実が膨らむごとに風を受けやすくなって、さわさわさざめいていました。

堤防には曼珠沙華が咲いています。
彼岸ごろに咲くので彼岸花とも言われますが、少し低くなった夕陽と共に、自然が教えてくれる季節を感じますね。

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御田を訪ねて [10回目]

昨日御田に行ってきました。
青空がきれいで少し汗ばむ気候でしたね。

田んぼは水を落として地面が濡れて見えており、稲穂は籾(もみ)が膨らんで頭を低くしています。
稲は落水すると葉がすぐ黄色くなるので、まだ落水直後のようです。
これからは晴天が続けば走り水などで保湿に努めて、刈り取りを迎えることになります。

収穫は10月18日に予定されています。
大きな期待と一抹のさびしさを感じますね。

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御田を訪ねて [11回目]

御田に行ってきました。
日差しは強いものの風も強く少し肌寒く感じました。

落水後10日余りたち稲はすっかり黄色みを帯びて、実りの穂を下げて強風になびいており、まさに黄金色の波がたっているようでした。
稲穂の強いパワーを感じますね。

隣の田んぼはもう収穫を終えていますが、御田の刈り入れは10月18日(日)に行われます。
刈り入れの体験もできますので、下記ご参照の上お申し込みください。

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御田を訪ねて [12回目]

明日の抜穂祭、収穫を控えての御田を訪ねました。

今日は今までにない無風状態で、しっかり実った稲穂が静かに頭を下げていました。
周りの田んぼも半数は刈り入れがすんでいますね。

ちょうど来られていた田長さんのお話では、今年は実入りも良くいい出来栄えだそうです。
せっかくなので、男山と実りの御田と田長さんの記念写真を撮影させていただきました。

今日まで御田のお世話お疲れさまでした。

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御田を訪ねて [13回目] ~抜穂祭~

10月18日、いよいよ収穫の時、抜穂祭が斎行されました。
お天気までがお祝いしているようで、澄み渡る青空が広がりましたね。

大地や水、これまで慈しんでくれた人たちにも感謝をして、いざ刈り入れです!

しっかり育った稲は刈り取るのも大変ですが、稲を持つ皆さんの笑顔が輝いています。
なんか日本の心の源を見ているような、不思議な感慨がありました。

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